イタリア鉄道のストライキをナメるなよ!!



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イタリアにはストライキという労働運動があります。
鉄道職員が、給料に納得できずに、仕事をボイコットするのです。

観光している私たちとしては、たまったものではありませんが、これもイタリアです。

ヨーロッパではストライキは普通のことです。

ローマテルミニ駅の地下鉄が開いてない

成田から15時間かけて、ローマのフィウミチーノ空港に着き、テルミニ駅に着きました。
地下鉄でホテルに向かうつもりでしたが、地下鉄にシャッターがおりています。

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・・・・。
初めてきた場所ですが、なんかシャッター閉まってる・・。
「この改札口だけ閉まってるのかな?」と思いましたが、違いました。

グーグルマップで調べて、ローマの地下鉄は夜12時過ぎまでやっているはずだと思っていました。
テルミニに着いたのは23時でした。見事に閉まっています。

親切な人が
“finished 9 o’clock(9時に地下鉄終わったぜ!)”
と教えてくれました。

ストライキが起きて、電車がやっていないとは、夢にも思わなんだ。
だから、イタリアの地下鉄は夜21時で閉まるのかと勘違いしました。

ローマテルミニ駅地上編

地下鉄がやっていないので、仕方なくバスでホテルに向かうことにします。

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ローマテルミニ駅・・・なかなかの治安です。
黒人の方々が、ハッスルしていらっしゃる。

「ウオー!!」
「フウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!」
とか叫びながら、走っています。
まあ誰かに危害を加えようという様子は無かったですが、ちょっとビビるわたくし(^-^)
武器の一脚も握りしめて・・・。

黒人がヤバイ、というと人種差別のように聞こえるかもしれません。
ただ、外国では黒人が多い地域ほど治安が悪くなります。

白人が多いほど治安が良く、黒人が多くなれば治安が悪くなります。
この法則を無視すると、場合によっては大変なことになります。

外国に行けば、体感で分かります。

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イタリアのミサンガ押し売りの方々も、肌の黒い方が99%です。アフリカ系なのか、中東アジア系なのかは分かりませんが。
ミサンガ売りは、ガタイの良い、イカツイ男が多いです。

バス乗り場へ

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グローバルwifiで調べると、深夜もバスのルートがあると出てきたので、テルミニ駅のバス乗り場に行きます。
バス乗り場に行っても、バスがいません。

黒人のみなさまがいらっしゃるだけです。白人は、ほとんどいません。
ヤバそうな目をした奴もいますが、目を合わせては負けです。

バス出発の15分後になっても、バスが現れません。

不安になって聞くと
「バス?ノーノーフィニッシュ!」
と言われました。

今考えると、地下鉄がやってないんだったら、バスも終わってそうだよなあ・・・と思いますが、イタリア初上陸の私たちにはそんなこと分かりません。

しょうがなくタクシーでホテルに向かいます。

タクシー

テルミニ駅には、タクシー乗り場があるので、タクシー乗り場からタクシーに乗ります。

「タクスィ?タクスィ??」
とめっちゃ声をかけてくるおっさんがたーーーくさんいますが、ガン無視で。

20000%ぼったくりクソタクシー、いわゆる白タクですから。

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スーツケース持った人がたくさん並んでいる列があります。
分からなかったら、白人に聞いた方が良いです。いや白人に聞いた方が身のためです。

タクシーはかなりたくさんの台数が来るので、意外とすぐに乗れます。
かなりの人が待っていましたが、10分くらいでタクシーに乗れました。

タクシーに乗る

タクシーの運転手に、ホテルの最寄り駅を伝えます。
ホテルの最寄駅と地図は調べてプリントアウトしておきましょうね。死にたくなければ。

タクシーに乗って、しばらくしたのですが、メーターが動いていません。

あまりきつい言い方をしたくなかったので
“Where is the meter?(メーターはどこじゃボケ!)”
と聞きました。

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運転手は
「Oh!!Sorry!!」
とかほざきながら、メーターのスイッチを入れました。

コイツわざとメーターのスイッチ入れてなかったな・・・。

せっかく正規のタクシー乗り場から乗ったのに、こういうタクシーかよ。
イタリアに長くいた人に聞くと、超普通なことらしいです。

タクシーでわざと大回りしながら行って高い料金を請求したり、メーターを付け忘れてみたり。

「そういうことでいちいちイライラしてはいけない!貧しい人に恵んであげる精神が必要だ!」
と言っていました。

メーターは16ユーロでしたが、
「twenty euro please」
と言われたので、20ユーロ払いましたよ。チップにしては高いけど、貧しい人に恵んであげる精神で。
タクシーはクレジットカードが使えないので、あらかじめユーロに両替しておく必要がありますね。

ストライキについて

イタリアのストライキですが、かなり頻繁にストライキがあるようです。
私達がストライキにあった4日後にも、ストライキしていました(笑)

週1のペースでストライキしていると考えて良さそうです。

HISのページが参考になります。
ちなみにストライキは割と直前に決まったりするみたいです。
4日前に突然ストライキが発表されたりします。

ストライキを発表してくれるのが、イタリアの唯一の良心!
ローカル線に乗っていると、突然電車が止まってストライキを開始することもあるそうです(笑)

「sciopero(ショーペロ)!!」
と言っていきなり止まることがあるそうです。
さすがイタリアです・・・。
日本でやったら懲戒免職になりそう。

ストライキで止まるのは、ローカル電車がほとんどです。
ローマからフィレンツェ、フィレンツェからベネツィア、といった長距離列車は動いている可能性が高いそうです。

飛行機のストライキもありますから、地下鉄のストライキ程度で良かった、というべきかもしれません。

つーかこんなにストライキしてると、雇う側も慣れちゃうね。
ストライキの効果があるのか疑問です。

あ・・イタリア人は、仕事サボりたいだけなんじゃねーの?絶対そうだわ・・。


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